ID 6337
登録日 2008年 2月14日
タイトル
後楽園発掘調査 江戸前期の木製排水管全容
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新聞名
山陽新聞
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元URL.
http://www.sanyo.oni.co.jp/sanyonews/2008/02/14/2008021410342186011.html
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元urltop:
-リンク切れ-
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写真:
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岡山県教委が国特別名勝・後楽園(岡山市後楽園)で発掘調査していた、江戸時代前期の木製排水管が13日、全容を現した。昭和期まで二百数十年機能し、分厚い板を組み合わせた堅固な構造は、当時の高
い技術力を今に伝えている。
排水管は同園南東部の花交の池と旭川を結び、旭川から園内に入った水を再び川へ送り出す役割を果たしていた。1700年の同園完成直後に造られたとみられている。
1980年代から花交の池と旭川の間の土手が陥没するようになり、同県古代吉備文化財センターが2006年度から調査。昨年3月に木製排水管を確認し、土などが詰まって機能していないことが分かったため、全体を
掘り出した。
排水管の長さは約18メートル。軟弱な地盤を補うため石を敷き詰め枕木を配置。さらに粘土を敷き、底板と側面の板(いずれも厚さ約10センチ)を組み合わせた排水管(内寸幅40センチ、同高さ35センチ)を埋設し
ていた。
15、16、17の3日間、現地説明会がある。各日午前10時、11時、午後2時、3時の4回。雨天決行。問い合わせは現場携帯(090―4650―8249)。
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