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ID 6331
登録日 2008年 2月14日
タイトル
マツクイムシから巨木守れ
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新聞名
東海日日新聞
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元URL.
http://www.tonichi.net/news.php?mode=view&id=22383&categoryid=1
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元urltop:
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写真:
 
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鬼祭りの終わった豊橋市八町通3丁目、安久美神戸神明社で13日、マツクイムシ防除のため、境内にある樹齢150年以上のマツの巨木4本に樹幹注入を行った。同神明社が明治初期、同地に移転した際、 すでに植栽されていたご神木のような古いマツであり、保全措置をとった。
 昨年秋、境内の巨木1本が枯死し、伐採した。診断の結果、マツクイムシの被害によって枯死したことが分かり、放置するとほかのマツにも被害がおよぶことが予想され、対策を講じることになった。
 地元の庭正造園を経て、マツクイムシ対策に実績のある森重造園土木(豊橋市石巻西川町)の森靖雄社長(50)に依頼があり、同社の樹木医、木村裕重氏(38)とともに全国区的な実績をもつ樹木医、梅原欣二氏(60) =静岡県伊豆の国市=の指導の下で、作業を進めた。
 作業は前日に予備調査を行い、この日午前7時から取り掛かった。ドリルを使って目通りの高さぐらいまでの間に直径6.5ミリ、深さ6センチの穴を開け、薬剤の入ったボトルを斜めに差し込み、約1時間かけて1回分約 220CCを注入した。
 梅原氏によると、気温の低い時に作業を行うとヤニの出る量を少なく押さえられる上、最も注入剤の吸収がいいという。マツクイムシが繁殖・活動する時期は5月だが、この時期に合わせるためには、2月に注入しなけ ればならない。巨木全体に薬が浸透するのに2~3カ月かかるためだ。
 4本のうち最も大きい本殿北西裏のマツに1本220CCの注入剤(グリーンガード)18本を使用。最も小さいものでも13本を使った。「良い薬なので3、4年は効き目があるはずだ」という。6月に枝切りして、薬効を確か める。
 森社長は「マツクイムシは被害を見つけた時にはもうほとんど枯れている状態。現時点では予防しかなく、樹幹注入が最も有効だ。感染すれば、銘木・巨木も数カ月で枯れてしまう。放置すれば全滅を免れない」と予防 措置を訴える。
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このページの公開日は1999年11月12日。最新更新日はです。

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