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| 合グリーンセンター
新聞名
日本農業新聞
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元URL. 
http://www.nougyou-shimbun.ne.jp/modules/bulletin8/article.php?storyid=4701 
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元urltop: 
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写真:   
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福井県総合グリーンセンターは来年度、園芸ハウスの加温に、木質ペレットを活用したボイラーを導入する。加温ハウスの主な燃料を重油から木質ペレットに切り替え、来館者に見学などを通して、ペレット
の利用を促す。新ボイラーは、来年の冬から稼働する予定だ。 
 
 同センターの熱帯植物用のハウス約500平方メートルと、花き・農業用ハウス約120平方メートルの加温に、木質ペレットを使う。敷地内に新たにボイラー室を建設し、233キロワットのペレットボイラー1台を設置。そ
こで温水を発生させ、配管を通してハウス内を加温する。既存の重油ボイラー1台も、補助として残す。 
 
 木質ペレットの熱量は、重油に比べ半分ほどだ。重油1リットルと同等の熱量を発生させるためには、木質ペレットが2キロ必要になる。(財)日本住宅・木材技術センターによると、ペレット1キロの全国平均価格は約38
円(ボイラー用)。2キロだと約76円で、これに輸送費も掛かるため、燃料費は重油と変わらない。 
 
 それでも同センターは「現段階で重油と同等の値段なら、高騰し続ける限られた資源よりも利用価値はある」(木材開発研究グループ)と強調する。 
 
 木質ペレットの利用が増えれば、価格は下がるからだ。山間部で、ペレットの製造場所が近くにあれば、価格はさらに下がるという。 
 
 同センターは、木質ペレットを製造する小型機械の開発や、ペレット材料などの研究を進めてきた。「実際に木質ペレットを使ったボイラーを使うことで、詳細なデータが取れる。さらに研究と普及を進めたい」(同センタ
ー)としている。 
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このページの公開日は1999年11月12日。最新更新日はです。 
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