ID 6269
登録日 2008年 2月 8日
タイトル
アマゾン雨林のセラード化 世界の著名科学者多数が警告
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新聞名
サンパウロ新聞 Brazil
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元URL.
http://www.spshimbun.com.br/content.cfm?DO_N_ID =21169
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元urltop:
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写真:
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地球温暖化とアマゾン熱帯雨林の広範囲にわたる乱伐の影響で同熱帯雨林はいずれセラードに変貌する。このままでは向こう五〇年で森林荒廃は手がつけられなくなる。米ナシヨナル・アカデミー・オブ・サ
イエンスのProceedings誌最近号に掲載された米英独科学者多数の署名入り警告論文である。エスタード紙は、早くからアマゾン熱帯雨林の危機を報じ、各方面にそれを訴えている。
《カラジャス保護林は小島の存在》
同紙は、アマゾン圏内マット・グロッソ州マルセランジア郡における伐採後の写真(人工衛星がキャッチ)を掲載、機械使用の乱暴な伐採ぶりをつたえる。
まず優良木材や大木を切出し、あとをキャタピラー・トラクターにワイヤを結びつけて前進させ、草木をなぎ倒して行く。動物や鳥の巣など見境なくくずされる。
このばあい、知能的に人工衛星のデーターに引っかからないように、なぎ倒す面積は二五ヘクタール以下におさえる。森の周辺を目につかないよう少しづつ削り倒していく手もある。一回二〇ヘクタールを超えない。
マット・グロッソ州シングー方面だと、一パウリスタ・アルケール(二・四二ヘクタール相当面積)は森林地でR$一二〇〇~一四〇〇。これを樹木をなぎ倒して耕作向きにすると値段は三倍に上がる。乱伐が減らないわ
けである。
優良木材で稼ぐのは製材所。パラー州南西部のプライニャのヘナセル保護林区内(三五万八〇〇〇ヘクタール)では、木材業者が平気で優良木材を切出し、ウルアラー川をフェリーで運ぶ。製材所付近には木材が高く
積み上げられているが、当局の目は及ばない。
再生可能天然資源・環境院(Ibama。国立)の監督範囲内だが監督官は現れない。この不正木材切出しを当局へ通報する人は死の宣告を受けるか、住んでいる土地を追い出される。
付近の住民や政治家たちによる、この旨を訴える署名入り書面がマリーナ環境相にさきごろ手渡された。
一方、グローボ紙は、ヴァーレ・ド・リオドーセが入手したデーターを報じているが、それによると、同社が当局と約束して守っているカラジャース鉱山一帯の緑だけが小島のように残され、その周囲の森林は一九七五
~二〇〇四年の間に姿を消した。
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