ID 6262
登録日 2008年 2月 8日
タイトル
県内最古の水田跡発見 玉名・両迫間日渡遺跡 弥生前 期、くいの列
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新聞名
西日本新聞
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元URL.
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/local/kumamoto/20080208/20080208_003.shtml
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元urltop:
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写真:
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玉名市教委は7日、同市玉名の両迫間日渡(りょうはざまひわたし)遺跡から弥生時代前期(約2300年前)の水田跡が見つかったと発表した。市教委によると、県内で見つかった水田跡としては最古という。
同遺跡は菊池川右岸の玉名平野中央部に位置し、水田跡は九州新幹線新玉名駅(仮称)建設予定地の南約100メートルの地点。新駅周辺整備に伴い、市教委が昨年4月から発掘調査をしていた。
市教委は深さ約2.3メートルの地点で木製のくい約170本が2つの列をつくっているのを確認。列の長さは約7メートルで間隔は約50センチ。列と列の間に土などを盛って水田に泥が進入するのを防ぐ畦(あぜ)にし
ていたという。周辺からは弥生時代前期の土器片も複数見つかった。今後は土壌分析を行って稲の花粉が含まれていないかなどを調べる。
2005年には、ここから東約200メートルで弥生時代後期(約1800年前)の水田跡も見つかっている。市教委文化課は「県内で稲作がはじまったルーツを探る貴重な手掛かりになる」としている。
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