1. HOME
  2. 木の情報発信基地Top
  3. 8.樹木
  4. 樹木・植樹・木のニュースアーカイブ TOP
ID 6251
登録日 2008年 2月 7日
タイトル
カエデ酵母で特産品を 秩父地方の樹木から発見 パン
.
新聞名
や日本酒に利用も
新聞名 埼玉新聞
.
元URL.
http://www.saitama-np.co.jp/news02/07/07l.html
.
元urltop:
.
写真:
 
.
熊谷市末広の県産業技術総合センター北部研究所は、秩父地方のカエデの樹液から採取したサンプルから、食品に利用できる酵母を見つけた。既にパンと日本酒を試作し、一定の成果も出ている。これまで 秩父市の菓子業者らが秩父産カエデの樹液から作ったシロップで新商品を開発しているが、この酵母を使って新たな特産品づくりに意欲を燃やしている。
秩父地方のカエデの樹液から分離に成功した酵母(左)と、パンの生地に混ぜるために加工した酵母  同研究所は消費者のし好の多様化に対応した商品を開発するため、自然界などから新たな酵母を探した。秩父市の羊山公園のシバザクラから採取したサンプルなど千以上を調査。〇五年六月に小鹿野町両神小森の 両神国民休養地のカエデなどで得たサンプルから酵母を見つけたという。
 カエデの酵母は、野生の酵母としては発酵性が高いサッカロマイセス・セレビシエの一種。同研究所でパンと日本酒を試作したところ、パンは他の自然由来の酵母と比べても発酵の具合はそん色がなく、香りにやや特 徴があった。詳しい成分や特徴などは調査中。今後は秩父の業者にパンや菓子を作るのに使ってもらい、意見交換をしながら改良していく。
 日本酒は酸味のある個性的な味で、まだ改良の余地あり。二十二日にさいたま新都心で行われる県酒造組合の「新酒まつり」で来場者に試飲してもらう。
 この酵母に期待をかけているのは、秩父市の菓子業者でつくる「秩父お菓子な郷(くに)推進協議会」(町田啓介会長)。これまでも秩父産のカエデの樹液から作ったシロップ(カエデ糖)を使ったお菓子を開発し、秩父の 新名物として売り出している。この樹液の分析などでも同研究所と連携をとってきた。
 会長の町田さんは「カエデ酵母とカエデ糖を関連付けた商品などが既に構想に乗っている。また、カエデの樹液にはポリフェノールなども含まれており、特定健康補助食品といった方向にも広がっていくことができるの では」。秩父のカエデの恵みを存分に生かした商品展開を模索している。
..

このページの公開日は1999年11月12日。最新更新日はです。

中川木材産業のビジネスPRその10   当社設計・施工のウッドデッキの事例その1 ホームページはコチラです。 画像クリックで拡大(公開2018.8.1 更新2019年9月11日 )