ID 537
登録日 2006年 3月14日
タイトル
木更津市の伝説の名木 都心に咲け 鎌足桜
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新聞名
中日新聞
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元URL.
http://www.chunichi.co.jp/00/cba/20060314/lcl_____cba_____002.shtml
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元urltop:
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写真:
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大化の改新の功臣・中臣鎌足(のちの藤原鎌足)にちなむ伝説が残る木更津市の指定文化財「鎌足桜」が、二十九日に東京都千代田区永田町の憲政記念館に植樹される。桜愛護運動の全国大会「さくら祭り中
央大会」のメーン行事で、市は「木更津市のPRになる」と喜んでいる。 (岡村 淳司)
鎌足桜は淡い紅色の花びらと、かまのように曲がった雌しべを持つ八重桜。子宝に恵まれないことを悩み、同市矢那の高蔵寺を参拝した夫婦から藤原鎌足の母が誕生。その後、鎌足が同寺を訪ね、残したつえが桜の木
になったと伝えられている。
鎌足桜を地域のシンボルとして残そうと、地元有志が保護活動を展開。枯死寸前となった一九六二年には、京都の桜守第十五代佐野藤右衛門氏に新芽を届けて接ぎ木してもらうなどしてきた。祖株は先月、高蔵寺境内
に移植され、四月下旬に花を咲かせる見込み。
今回の植樹は、さくら祭り中央大会を主催する「日本さくらの会」に市が打診して実現した。鎌足桜が市外で公式に植樹されるのは大阪造幣局の「桜の通り抜け」に続き二カ所目という。
当日は地元の「鎌足桜保存会」の森勉会長らが出席。講演会や式典の後、木更津市の水越勇雄市長が、鎌足桜の祖株に接ぎ木して育てた子木を憲政記念館の庭に植える。
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