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ID 6111
登録日 2008年 1月25日
タイトル
世界各国の木彫作品を展示
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新聞名
世界日報
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元URL.
http://www.worldtimes.co.jp/col/every/ev080125.html
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元urltop:
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写真:
 
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金属で作られた立体作品は多いが、木彫作品を公の場で見ることは珍しい。それも世界各国の作家の作品となれば……。
 昨年十月に開催された秋田国際木彫シンポジウム大会で制作された作品が、JR秋田駅東西連絡自由通路「ぽぽろーど」と秋田拠点センター「アルヴェ」正面玄関前の広場「きらめきコート」に展示されている。通勤通学 の会社員や学生らが立ち止まり、作品に目を向けていた。
 大会は、県や北秋田市などで組織する秋田国際木彫シンポジウム大会実行委員会(委員長・岸部陞=すすむ=北秋田市市長)が主催し、県立北欧の杜(もり)公園(北秋田市上杉)で約十日間にわたり行われた。
 ドイツ、フランス、トルコ、ウガンダなど世界九カ国十人と国内八人の彫刻家が、大会側から提供された直径約五十センチ、長さ約二メートルの秋田杉の丸太をチェーンソーやのみ、電動糸鋸(いとのこ)などを用いて 制作。同時に、木彫が持つ芸術性を通して、さまざまな国際交流を行ったが、そこで作られた作品を多くの人に見てもらおうと展示されたもの。この大会は毎年、ヨーロッパを中心に開催されているが、秋田県では二〇〇 八年六月に第五十九回全国植樹祭を北欧の杜公園を中心に開くことから県が招請した。
 「ぽぽろーど」は通勤通学や駅を東西に行き交う人たちで終日にぎわうが、母子像や盆踊りする女性などの木彫作品を目に留め、しばらく足を止めて見入る人も(写真)。
 昨年十月、制作会場でフランスのジュ・ペリーニ氏は「動物にとって重要な角(つの)を表現したい」とサイを彫り上げていたが、公の場で見ると改めて存在感が伝わってくる。また、母子像を作っていた渡邉俊蔵氏は「 木の素材には通常、桂(かつら)を使う。杉は年輪があり縮むので勝手が違うが、親子の愛の絆(きずな)を表現したい」と語っていたのが印象に残っている。
 女性のお年寄りは「よく作るものですね」と感心していた。四月以降は再び県立北欧の杜公園に展示される予定だ。
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このページの公開日は1999年11月12日。最新更新日はです。

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