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ID 6095
登録日 2008年 1月24日
タイトル
35年ぶりに社寺林調査
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新聞名
タウンニュース
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元URL.
http://www.townnews.co.jp/020area_page/03_fri/02_chig/2008_1/01_25/chig_top1.html
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元urltop:
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写真:
 
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古くから神聖な場所として守られてきた、寺院や神社の『社寺林』-。およそ35年ぶりに、茅ヶ崎市内の社寺林で植生調査が行われている。これは、1973年に県教育委員会が行った県内一斉調査以来のこと で、市民ボランティアの協力により、茅ヶ崎市教育委員会、茅ヶ崎市文化資料館が実施している。
 昨年9月から調査を開始し、これまでに記録を終えたのは今宿の松尾神社、萩園の三嶋神社、芹沢の腰掛神社、甘沼の八幡神社の4ヵ所。
 「はじめは県が行った調査方法を参考にしようと思いましたが、詳細な記録が残っていないため、手探りで進めている状態です」と同館の須藤格さんは話す。大掛かりな植生調査は同館のスタッフにもはじめてのことで 、調査前に勉強会を開いて、市民ボランティアとともに調査の進め方、記録の付け方など検討を重ねてきた。
 現在は、毎回10人前後が参加し、区画を定めてから、その中で生育している樹木を草本層・低木層・亜高木層・高木層・超高木層の5つに分類。イヌシデ、スダジイ、アラカシ、タブノキといった樹木の名称、高さ、高木 層は幹周りなども記録していく方法をとっている。
3年を目途にまとめ  神社や寺院の社寺林の中には手付かずで残っている場所も多く、開発などで失われつつある本来の地域の植生を残している可能性が高い。同館では、この調査の結果を地域に伝わる歴史などと照らし合わせてみる ことで、新たな視点から茅ヶ崎を捉えることができるのではないかと期待を寄せている。
 調査予定の神社は全部で34ヵ所。2月8日(金)には、鶴嶺八幡宮で5回目の調査を行う予定だ。1日がかりの作業となるため、同館では3年を目途に調査を進め、結果をまとめたいとしている。須藤さんは「人々の暮ら しと密接な関わりがあった神社に、興味や関心を持ってもらえるきっかけになれば」と話していた。
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このページの公開日は1999年11月12日。最新更新日はです。

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