1. HOME
  2. 木の情報発信基地Top
  3. 8.樹木
  4. 樹木・植樹・木のニュースアーカイブ TOP
ID 6045
登録日 2008年 1月21日
タイトル
隕石落ちたツバキの里/美保関地類かいわい
.
新聞名
朝日新聞
.
元URL.
http://mytown.asahi.com/shimane/news.php?k_id=33000180801210002
.
元urltop:
.
写真:
 
.
◆◇見てよふるさと◇◆  隠岐への玄関口として知られる松江市美保関町七類。隕石(いん・せき)で全国的に有名になった地域は、町の名が付いたヤブツバキの里でもある。  開花にはまだ早いのではと、半信半疑で林の中を進んだ  「あそこにも、ここにもありますよ」。案内をお願いしたメテオプラザ支配人の岡崎昭三さん(57)が指さす先に、ツバキの花があった  七類港ターミナルビルを兼ねるメテオプラザから東へ車で数分。軽やかに進む岡崎さんの後を息を切らして汗だくで追ったが、花を見て疲れが吹き飛んだ  「室内のツバキより、早く咲くようですよ」と岡崎さん。美保関町は、92年12月に落下した隕石で知られるが、愛好家の間では、日本ツバキ協会の桐野秋豊会長が発見、名付けたヤブツバキの名花「美保の関」の里とし ても有名だ ■人気のツバキ展  メテオプラザ開館1周年をきっかけに毎年3月に開かれているツバキ展には、七類や福浦地区などの愛好家が出展。当初100人ほどの入場者は千人近くまで増えている。企画した当時の支配人の大澤亮三さん(76) は「地域にあるものを生かし、お金もかからないものを考えた」という。愛好団体の山陰カメリアンクラブ代表幹事の井原皓さんに協力を願い、取り付けた  地域の人に出展を呼びかける美保関町花木盆栽同好会の会長、吉岡昭文さん(70)は「地元に愛されているものだから、にぎわっているのでは」と話し、井原さんは「名花の里であるだけでなく、地元の人の熱意がある からでは」と言う ■落下記念し石碑  七類港西の惣津地区。海岸沿いの松本優さん(71)方の前に、隕石落下を記念した石碑がある。松本さんは落下時の様子を「初めは雷かと思った。すごい音がしたので、部屋を見に行くと煙が立ち込めていた」「勤め先 に雷が落ちたので休む。翌日は隕石のようなので休むと伝えた」と、昨日のできごとのように話す。妻の美栄子さんも「あの音は今でも表現できない。大きな物が落ちてきたようなすごい音だった」と話す。県外の人が今 でも訪れ、室内の一部を見せることもあるという  隕石の落下で町は、計画中の施設の設計を変更。展示室を備えたメテオプラザを建設した。松本さんは「隕石は、天文の研究者や愛好家ら多くの人との出会いをもたらしてくれた。それが一番の財産」と感慨深げだ            ◇  メテオプラザ3階の室内プール。目の前に広がる海には白波がうねる。室内には子どもたちの歓声が響きわたる。赤ん坊から年配の方までを対象にした水泳教室が開かれ、日曜日には20人以上の子どもたちが元気に 泳ぎ回っている チーフマネジャーの山本晴美さん(44)は「プールは健康作りに最適。ツバキ散策や隕石見学の際に、お越し下さい」と話している。 ☆★笑顔に会いました★☆ ☆苗木贈って知人らにPR☆  美保関町花木盆栽同好会の事務局長、森脇康吉さん(74)は盆栽歴30年。近年人気が高まり、入手が難しくなっているヤブツバキ「美保の関」の苗木を知り合いの飲食店主らに贈っている。大切に育てた鉢だが、「ツバ キ展の人気も年々、高まっている。もっと多くの人に良さを知って欲しいから」。 ☆「隕石に願い」かなうかも☆  メテオプラザ4階の「美保関隕石」展示施設「メテオミュージアム」の受付をする松崎雅三さん(31)のおすすめは「隕石願い」。流れ星に願いごとをするとかなうという言い伝えにならい、展示されている隕石の前で願うと かなうという。「見学を終えて出てきた人が、『戻ってもいいですか?』ということもあります」 ☆海水プールで皆いきいき☆  メテオプラザで水泳教室のインストラクターを務める苅田浩美さん(34)は「泳げなかった子どもが、泳げるようになるのがうれしい」と話す。プールは海水のため、補助具なしでも泳ぎの姿勢をつくりやすく、4種目を泳 げるようになる生徒もいるという。「水泳をすると年配の人も生き生きとしてきますよ」 ☆船とプラザ、もっと利用を☆  メテオプラザは七類港のターミナルビルでもある。施設内にある隠岐汽船七類営業所の所長、酒井修さん(51)は朝の改札業務では自らも陣頭に立ち、「プラザ来館者が船を利用し、船利用者がプラザを利用するよう にならないか」と話す。「もったいない。もっと活用を」 ◇◆よりみち わきみち まわりみち◆◇ ◆海岸沿いにも赤い花◆  メテオプラザから東の法田から諸喰周辺の海岸沿いにヤブツバキの林があり、海岸沿いの歩道から、山側を見上げると赤い花を見ることができる。車の場合は周辺の展望台近くにある駐車スペースの利用がおすすめ 。福浦地区の三保神社の境内にあるツバキの木は、愛好家には知られた存在。こちらの開花はもう少し先という。 ◆学苑ふるさと創世館  メテオプラザの正式名称は「松江市美保関海の学苑ふるさと創生館」。隕石展示室(大人600円~小学生300円)や温海水プール(同800円~同400円)のほか、リラックスルーム(高校生以上千円)や500席のホール を備える。プールではウオーキングや水中健康教室、ベビー教室などが開かれている。水曜休館。問い合わせ先は同プラザ(0852・72・3939)へ。 毎週、県内あちこちにある通りを記者が訪れ、その魅力を紹介します。知る人ぞ知る通りや、とっておきの通りなど、みなさんのおすすめ情報を、朝日新聞松江総局までお寄せください。お便りは〒690・0884 松江市 南田町32、ファクスは0852・27・2308、eメールはmatsue@asahi.comまでお願いします。
..

このページの公開日は1999年11月12日。最新更新日はです。

中川木材産業のビジネスPRその10   当社設計・施工のウッドデッキの事例その1 ホームページはコチラです。 画像クリックで拡大(公開2018.8.1 更新2019年9月11日 )