ID 5633
登録日 2008年 3月16日
タイトル
里山保全考える 長岡京で講演会 樹木の枯死要因など市民ら学習
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新聞名
京都新聞
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元URL.
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2008031600044&genre=K1&area=K30
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元urltop:
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写真:
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里山の森林保全に理解を深めてもらう「里山講演会」が15日、京都府長岡京市神足2丁目のバンビオ1番館で開かれた。大阪工業大客員教授の小川眞さんが「木が枯れ、森がきえる」をテーマに話した。
講演会は、西山の森林再生に取り組む市民グループ「長岡京市里山再生市民フォーラム」(南紘之代表)が、年1回開いている。小川さんは、農林水産省林業試験場土壌微生物研究室長や森林総合研究所きのこ科長な
どを務め、「マツタケ山の作り方」などの著書がある。
講演で小川さんは、マツノザイセンチュウによる松などの立ち枯れのメカニズムや被害状況などを説明した上で、枯死の要因として、樹木の生育に不可欠な根に共生するキノコの菌の繁殖が、大気汚染に伴う土壌汚
染などで妨げられているとの調査結果を示し、「樹木が弱ることで害虫が入りやすくなり被害を広げている」と話した。また、自身が取り組む針葉樹の炭を使った松の再生で、元気を取り戻した松の根に食用キノコの松露
が発生したことなどを紹介した。
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