ID　5619

登録日　2008年 2月　5日

タイトル

福祉など５分野重点 仙台市が新年度予算案

新聞名

河北新報

元URL.

http://www.kahoku.co.jp/news/2008/02/20080205t11041.htm

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仙台市は４日、２００８年度一般会計当初予算案を発表した。高齢化の進展に伴い、増え続ける社会保障費が全体の予算規模を膨らませたため、前年度当初（４０３９億１１００万円）を１．２％上回る４０８７億３ ３００万円となった 　法人市民税が市の本年度当初見込みを大きく下回るなど、歳入面の厳しさが増しており、記者会見した梅原克彦市長は「これまでと同様の緊縮型予算になった」と編成内容を説明した 　その上で「市民の生活に実効性のある施策」として、地域活性化や福祉向上を目指す「１００万人市民の豊かな生活」と「安全・安心の確保」、産業活性化策を盛り込んだ「『創造と交流』の推進」、子育て支援などをうたっ た「未来への貢献」、「都市基盤の形成」の５つを施策の柱に据えて予算を組み立てた 　梅原市長は「財政の制約はあるが、優先順位の高い施策には思い切った予算措置を講じた」と強調。妊婦健診に対する助成の大幅拡大、重点施策として取り組んでいる子育て支援に触れ、「仙台の価値を高めるために も、子育てしやすい街を目指したい」と述べた 　公約に掲げている税収増による歳入の増加実現については「国や東北、世界経済の先行きが不透明であり、いつまでにとは言えない」と説明。地域産業活性化に向けて、中小企業や商店街活性化に向けた支援事業を 進める考えを示した。