ID 5594
登録日 2008年 1月 4日
タイトル
日本一の桜並木計画 岐阜・各務原市に20キロ以上
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新聞名
中日新聞
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元URL.
http://www.chunichi.co.jp/article/national/news/CK2008010502077041.html
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元urltop:
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写真:
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20キロ以上にわたって桜並木が続く全国一の「桜の回廊」が、岐阜県各務原市に誕生する。同市が2008年度から整備を始め、市西部を流れる新境川堤の「百十郎桜(ひゃくじゅうろうざくら)」を延伸させて東
部の大安寺川堤につなぎ、11年度までに市内に巨大な“桜のアーチ”をかける
新境川堤は、木曽川北派川との合流点まで約2100本のソメイヨシノが約8キロにわたって続き、「日本さくら名所100選」に選ばれている。シーズンには20万人の花見客が県内外から訪れる
計画では、大安寺川堤は、現存する桜並木を南北に延伸。両川の源流がある市営公園「各務野自然遺産の森」周辺にも植えてすき間をなくし、総延長で20キロ以上を目指す。木曽川の対岸で整備中の河跡湖(かせき
こ)公園にも約3キロの桜並木を設けて一体性を持たせる。農村歌舞伎舞台「各務の舞台(村国座)」など史跡・景勝地にも桜を増やし、百十郎桜の中心に位置する市民公園と並ぶ名所づくりを進める計画だ
満開になって市街地を桜色に染める百十郎桜=2006年4月、岐阜県各務原市で、本社ヘリ「まなづる」から
苗木は市が購入するほか、社団法人霞会館(東京)などの奉仕団体から寄贈を受けられる見込み。霞会館の寄贈による新境川堤の植樹は03年から続いており、08年2月にも400本を植えることが決まっているという
。保全活動は現在2つのボランティアグループが行っており、引き続き協力を求めていく
市の調査によると、現在の連続した桜並木の最長は栃木県の宇都宮市から日光市に至る「日光街道桜並木」の約16キロ。将来的には木曽川沿いにもつなげて30キロ超えを目指す考えで、「桜の回廊をつくることで、
市民が誇りを持てる街にしたい」としている。
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