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ID 5564
登録日 2007年 12月 3日
タイトル
震災語り継ぎ「希望リンゴ」植樹100か所目
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新聞名
読売新聞
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元URL.
http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20071203p201.htm
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元urltop:
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写真:
 
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阪神大震災からの復興を願って、兵庫県宝塚市の画商、田村治典さん(62)らのグループが被災地で続けてきたリンゴの植樹が、来月17日、児童8人が犠牲になった芦屋市立精道小学校で行われる。「希望 リンゴ」と名づけて続けてきた植樹は精道小で100か所目。木の下で出会ってきたたくさんの笑顔を思い、田村さんは「まだまだ植え続けたい」と話している  田村さんは、震災の日、自宅の家具が倒れた程度で被害はなく、食料などを避難所に届けるボランティア活動を始めた。神戸市長田区の被災地を訪れたとき。発生から1週間以上たつのに焼け焦げたにおいが立ちこ め、泣きながらがれきを掘る人たちがいた。終戦直後に国民を元気づけた「リンゴの唄(うた)」が、ふと頭に浮かんだ  「実のなる木の周りには多くの人が集まる。人間の優しさと強さを語りつぐきっかけに」。田村さんは、所属する大阪梅田ロータリークラブの仲間たちと「この町・花の街・作戦実行委員会」を結成し、苗木を購入しては、 各地へ出かけた  1か所目は1997年3月、芦屋市呉川町。地元住民、仮設住宅の入居者と一緒に53本を植えた。「作業をともにすれば、新旧住民の心の距離も縮まるはず」と考えたからだ。仮設は撤去されたが、先月、久しぶりに立ち 寄ると、枝がきれいに整っていた。地元のお年寄りが「自分が刈ったよ」と教えてくれた  2002年、雲仙普賢岳噴火の被災地にある長崎県の小学校へ行ったときは、2人しかいない児童が見えなくなるまでバスを見送ってくれた。05年には、児童殺傷事件が起きた大阪教育大付属池田小(大阪府池田市)に も足を運んだ  この10年間で、植えた木は525本に。節目の100か所目は、かつて避難所回りで知り合った精道小の春名片史校長(57)から、「児童から犠牲者が出た事実を風化させないため」との希望があり、申し出を受けた  田村さんは「愛情込めて育て、収穫時には、震災のことをみんなで話し合ってほしい」と話している。
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このページの公開日は1999年11月12日。最新更新日はです。

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