ID 5210
登録日 2007年 11月 3日
タイトル
銀杏並木の美しさの秘密
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新聞名
オーマイニュース
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元URL.
http://www.ohmynews.co.jp/news/20071101/16800
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元urltop:
-リンク切れ-
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写真:
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毎月、東京都港区からメールマガジンをいただいている。今月も、そのメールマガジンが来た。港区の区長、武井雅昭氏の冒頭のコラムは、短いがおだやかでいつも好感が持てる文章なので、安心して読め
る。
その文章の中に「青山・絵画館前の銀杏(いちょう)並木」のことが載っていた。
「今年は、東京も紅葉が遅く、12月上旬にこの銀杏並木も色づく」という記述から始まる。
昨年(2006年)、オーマイニュースに掲載された矢山記者の記事、「【デジタル歳時記】イチョウ(銀杏・公孫樹)」の日付を見ても、紅葉する時期が全体的に遅くなっていることがわかる。
銀杏並木を横から見る(撮影:三田典玄)
さて、コラムは、以下のような書き出しの文章に続いた。
「ところで、この銀杏並木、その美しさのポイントを皆さんご存じでしょうか?」
「ほほぅ」と思って読むと、なんと、あの銀杏並木は「きれいに見えるように作られている」のだそうだ。
ポイントは、以下の2つ。
(1)青山通り側から木が高い順に並べてある。
(2)青山通り側から絵画館までは、地面の高さが1メートル上がっていて「坂」になっている。
見事な紅葉の銀杏(撮影:三田典玄)
つまり、絵画の遠近法のように、銀杏を植える地盤と銀杏の木の高さを「調整」してあるという。なるほど、たしかに青山通りを歩き、銀杏の黄色いじゅうたんが敷かれた並木の入り口に立つと、なにか違う世界への入り
口のような、不思議な印象を受ける。
今年も、見事な紅葉を期待して、12月始めには絵画館前の並木道を歩こうと思う..