ID 5205
登録日 2007年 11月 3日
タイトル
しめ縄で“夫婦”仲良く 伏見・與杼神社の大イチョウ
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新聞名
京都新聞
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元URL.
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2007110200062&genre=J1&area=K20
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元urltop:
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写真:
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京都市伏見区淀の與杼(よど)神社で、参道わきにある一対の大きなイチョウの神木の間にしめ縄が張られた。互いに仲良く引っ張り合う形に見えることから「契(ちぎり)の銀杏(いちょう)」と名付け、関係者
は「伊勢の二見浦の夫婦岩のようになれば」と期待している。
イチョウの木は2本とも高さ16メートル、幹周り3・3メートル。樹齢約150年ともいわれ、「区民の誇りの木」になっている。
境内整備に伴い、今春、イチョウの近くにあった石鳥居を撤去した。その代わりとして神域を確保するため、参道を挟んで約9メートル離れた一対のイチョウをつなぐようにしめ縄を張ることにした。
下部の枝を切り落とすなど準備を進めた。10月28日、「與杼神社神輿(みこし)会」のメンバーが、はしごを使ってそれぞれの木に登り、直径15センチほどの太いしめ縄を幹にくくりつけて張った。参道からは重要文化
財の拝殿が背後に見え、荘厳な雰囲気を醸し出している。
しめ縄は1年に1回、新調するという。奥村博宮司(75)は「イチョウは常に参道を挟んで助け合って縄を引っ張っている。縁を結んだり、仲を良くする一つの表れと考え、気持ちを新たに参拝してほしい」と話している。
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