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ID 446
登録日 2006年 3月 3日
タイトル
「百年樹」若返り手術 湯梨浜の二十世紀梨
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新聞名
日本海新聞
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元URL.
http://www.nnn.co.jp/news/060303/20060303003.html
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元urltop:
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写真:
 
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導入されて今年で“百歳”を迎えた湯梨浜町久見の二十世紀梨の木「百年樹」の樹勢を回復させようと、梨生産者らでつくる百年会(更田政美会長)が台木を寄せ接ぎした。若い根を接いで弱っている木の若 返りを図る“外科手術”を施し、町のシンボルとしてずっしりと根を下ろす百年樹を守り続ける。
 百年樹は一九〇四年に千葉県松戸市から鳥取市桂見に植えられた苗木十本のうちの一本の枝を接ぎ木したもの。幹周りは約二メートル、枝は東西に十四メートル、南北に十六メートル広がり、二十世紀梨の木としては国 内最大級を誇っており、梨の町・湯梨浜町のシンボルとなっている。
 しかし、百年を超えて木が老朽化し、根が養分を吸い上げる力が弱っている。百年樹を管理している百年会ではこれまでにも土壌改良や剪定(せんてい)で花芽の数を調整し、実をつけないように制限し、守ってきた。
台木の寄せ接ぎは、若い枝の根から養分を吸い上げ、幹に注入して木を元気にさせる一つの方法。
 寄せ接ぎは二月二十八日に行われ、百年会や県倉吉農業改良普及所、JA鳥取中央の職員ら二十五人が参加した。
 台木にはマメナシとヤマナシを使い、作業は元同普及所次長の長柄稔さん(61)が指導。百年樹の主幹部分をノミで一センチ程度切り出し、慎重に幹に台木を差し込んで、くぎで止めていった。作業は約一時間半かかり、 八本の台木を寄せ接ぎした。
 更田会長(77)は「百年樹は枯死寸前。一年でも二年でも長生きさせ、大切に守っていきたい。この取り組みが他の樹勢の弱い木にも応用できることを期待している」と話していた..

このページの公開日は1999年11月11日。最新更新日はです。

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