ID　5110

登録日　2007年 10月24日

タイトル

アカシアの木が否定的なアウトサイダーなら、カナクギの木は健全なアウトサイダー

新聞名

東亜日報

元URL.

http://japan.donga.com/srv/service.php3?bicode=100000&biid=2007102476768

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「アカシアの木は正常的な森には足を踏み入れず、かく乱し、破壊されたところで集団を成す。破壊されたところで根をおろしたアカシアの木は、しかし、自分たちがあれほど反抗したものと同じようなもう一つ の排他的な社会を形成する。アカシアの木は、安定した森への移行が行われるべき時も意地を張ることで、否定的なアウトサイダーの気質を露にする」（森の生態専門家、チャ･ユンジョン博士の「アウトサイダーの存在 理由」より） ◆アカシアの木が否定的なアウトサイダーなら、カナクギの木は健全なアウトサイダーだ。カナクギの木はミズナラが「正常な森」を作り上げる時までの、過渡期的な森を率いる。チャ博士は、「カナクギの木がアカシアの 木と違うところは、自生的なアウトサイダーとして適切なけん制を受けながら、この過程で正常的な森の進行を手助けすることだ」とした上で、「アウトサイダーが否定的な集団として除去対象にならず、必ず必要なもう一 つのインサイダーになるためには、（森の）全体的な発展に寄与しなければならない」と語る。 ◆米ダートマス大学のデイビット・カン教授や、国立台湾大学のファン・ミンファ教授は、ファー・イースタン・エコノミックリビュー１０月号の共同寄稿文を通じて、韓国の盧武鉉（ノ・ムヒョン）政府や台湾の陳水扁政府を、 「両国の歴史上、初のアウトサイダー政府」と規定した。従来の秩序の外側（ｏｕｔｓｉｄｅ）で誕生した政府だというわけだ。インサイダーへと変身したアウトサイダーたちがたびたびそうであるように、二人は従来の秩序とは また違う排他的な集団を形成し、敵を作るという診断もした。それもそのはず、盧大統領の就任直後、あるノサモ（盧武鉉を愛する人々の会）のメンバーは、「アウトサイダーとして出発するものの、インサイダーへと浸透 して主流を転覆しなければならない」と主張した。まるで、アカシアの木のように。 ◆カン教授やファン教授は、両国の政治的な未来が多くの人たちの予想よりはずっと明るいはずだと楽観した。「有権者たちの目に、指導者の性格やスタイルより、製作が優先順位を占め始めた」というわけだ。チャ博 士が伝える「アウトサイダーの木」にたとえれば、盧武鉉政権の本質はアカシアの木に近い。しかし、国民がアカシアの木の弊害に目覚めたため、それほど悲観することではないという意味として解釈できるのではないか ？