ID　5089

登録日　2007年 10月22日

タイトル

「御柱の森」 シカ食害のモミの大木に薬

新聞名

信濃毎日新聞

元URL.

http://www.shinmai.co.jp/news/20071022/KT071021GHI090004000022.htm

元urltop:

写真:

　

下諏訪町の「御柱の森づくり協議会」と、同協議会の構成団体の１つ「御柱用材を育（はぐく）む会」は２１日、諏訪大社下社（下諏訪町）の御柱祭で御用材となるモミの木が育つ町内の東俣国有林で、シカの食害 に遭った大木に薬を塗ったり、食害の状況を調べたりした。同国有林ではこれまでに、１カ所で５本の巨木が表皮を大きくむかれているのが見つかっている。
　この日は、約５０人が４グループに分かれて作業。そのうちの１グループは、既に食害が確認された目通り周囲２メートル余の巨木１本に、表皮がむかれた部分に菌などが入り、枯れることを防ぐための薬を塗った。また 、食害防止のために、別の目通り周囲２メートルほどのモミの木１本にポリエチレン製の食害防止ネットを試験的に巻き、効果を確かめる。
　残りの３グループは、それぞれモミの木が密集して生えている場所を中心に歩いて、被害の状況を確認。合計１５ヘクタールほどのエリア内の食害状況を調べた。
　同協議会顧問の宮坂源吉さん（５９）は対症療法では限界があるとした上で、「森全体として保全する方法を考えなければいけないのではないか」と話した..

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