ID 5060
登録日 2007年 10月21日
タイトル
生育不良の梅の木 7年連続で減少
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新聞名
紀伊民報
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元URL.
http://www.agara.co.jp/modules/dailynews/article.php?storyid=133818
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元urltop:
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写真:
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みなべ町の梅生産者らでつくる南部郷梅対策協議会梅生育不良特別対策部会は18日、町内の農家を対象に行った今年の梅生育不良発生本数アンケートの結果を発表した。生育不良の発生は、昨年より258
9本(17・7%)少ない1万2032本で、7年連続して減少した。協議会は「新たに生育不良になる木が少なくなった」という。
調査は、8月に町内の全梅農家1486戸を対象に実施した。回答率は64%。1991年、当時の旧南部川村が調査を始め、96年から旧南部町も加わった。梅の生育不良は10年ほど前に急激に増え始め、ピーク時の200
0年には6万本を超えた。02年から03年にかけて半減し、その後、徐々に減ってきている。
今年の発生は、町内の栽培本数61万8000本(栽培面積2060ヘクタール)のうち、軽症5579本、重症4097本、枯死2356本の計1万2032本だった。発生率は2%で、昨年の2・5%からさらに下がった。発生園数は
1146園で昨年より121園減った。
生育不良の原因究明については、県うめ研究所(みなべ町東本庄)が中心になり関係機関と連携して進めている。
各農家では対策として、土づくりや改植など、樹勢を維持する取り組みを続けている。
協議会は「生育不良の原因が解明されておらず、発生本数が減っている要因も分からない。ただ、今夏は少雨で、調査終了後の9月が高温で推移したため、干ばつによる葉のしおれや紅葉、落葉など樹勢の低下が見ら
れた。来年以降、生育への影響が心配される」と話している..