ID 5030
登録日 2007年 10月18日
タイトル
異常気象で冬省略? サクラ返り咲き 砺波太田の用水 沿い並木
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新聞名
北陸中日新聞
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元URL.
http://www.chunichi.co.jp/article/toyama/20071018/CK2007101802057310.html
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元urltop:
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写真:
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春に咲いたソメイヨシノが十月中旬になって再び花を付け、県内各地で話題を呼んでいる。砺波市太田の用水沿いの桜並木でも、半数近い木で淡いピンク色の花がちらほら咲き。同市の県花総合センターは
「いわゆる“返り咲き”。夏の猛暑と害虫(アメリカシロヒトリ)被害で葉が落ちた後、高温が続いたことから春になったと勘違いしたのだろう」としている。
太田地区の桜並木は、庄川左岸に沿う千保川用水から北へ約一・六キロにわたって延びる。花の名所として今春も近隣の人たちが花見の宴を広げたが、秋の深まりとともに二度目の開花。一-二分咲きと見られるほど
の木もある。
県花総合センターでは“返り咲き”現象により、園内のシャクナゲも多彩な花を咲かせている。同センターの名畑清信部長は「異常気象による、花の錯乱。普段の年なら今ごろまで葉っぱが残っていて、つぼみが堅いまま
冬を迎える。それが夏の落葉に続く、秋の高温で開花のサイクルが早まった」と説明。季節外れの桜は春になっても咲かないため、来年の花見は寂しくなるとみている..