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ID 428
登録日 2006年 3月 1日
タイトル
スギ花粉症 昨年榛念・今年は?
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新聞名
神戸新聞
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元URL.
http://www.kobe-np.co.jp/kurashi/kaigo380.html
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元urltop:
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写真:
 
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国民の一割以上が患っているとされる、スギ花粉症の季節がまた巡ってきた。昨年は、アレルギーの原因物質となる花粉が大量飛散し、最悪のシーズンともいわれた。今年の飛散量は、昨年に比べて少ない とみられるが、NPO法人(特定非営利活動法人)「花粉情報協会」(千葉県)の副理事長で、西脇市立西脇病院耳鼻咽(いん)喉(こう)科部長の小笠原寛医師は「花粉が少ないといっても、特別多かった昨年と比べてで、症 状を起こすのに十分な量。昨年の大量飛散の影響も分考えられ、油断は禁物」と注意を促している。(奥原大樹) 飛散「少なめ」も発症に十分な量/油断禁物、予報に留意を  花粉症が起きるメカニズムはこうだ。花粉が体内に吸い込まれると、リンパ球が、花粉に対するアレルギー抗体「IgE抗体」をつくる。花粉が再び体内に入ると、粘膜中の「肥満細胞」の表面についた同抗体と反応し、アレ ルギー症状につながる。小笠原医師は「花粉症になりやすいのは、IgE抗体を体内につくりやすい人。その大きなファクターが遺伝と環境」と説明する。
 ■ヒノキの花粉も  兵庫県内のスギ花粉の飛散時期は、二月下旬から三月下旬ごろまでで、ピークは三月上旬ごろ。小笠原医師は「昨年、大量飛散でIgE抗体が体内にできたものの、症状が出なかった人は要注意。わずかの花粉でも発症 しかねない。しかも、地球温暖化の影響からか、スギの花粉生産量は二〇〇〇年夏から緩やかな増加を続けている。甘くみてはいけない」と指摘する。
 三月末ごろから、スギに次ぐ花粉症の原因植物、ヒノキの花粉が飛散を始める。こちらは四月上旬にピークを迎え、同中旬ごろまで舞い続ける。「今年のヒノキの花粉生産量は平年並みと予想されるが、年々生産量が増 えているため要注意」と小笠原医師。
 ■薬物療法が中心  花粉症の主な症状は、せきや鼻水、くしゃみ、のどの痛みなどで、風邪の症状に似ている。小笠原医師は「短期間での自己診断は難しい。この時期、目や鼻などの症状に悩まされたら、耳鼻咽喉科を受診する方がいい」 とアドバイスする。
 一方、花粉症の治療法は、シーズンオフや花粉の飛散直前など時期によって異なる。シーズンに突入した現在は、対症療法となる薬物療法が中心で、抗ヒスタミン薬の内服や、ステロイド点鼻薬の使用など。ピークを 迎えて、重い症状が出た際には、症状に応じて薬を追加。ステロイドを短期間、内服するなどする。「ただし、ステロイドの注射は、生理不順や筋萎(い)縮(しゆく)などを生じる可能性があり、お勧めできない」と小笠原 医師。
 また、花粉症予防のための今シーズンの注意点として、花粉予報を確認し、飛散量が多い日には特に注意▽飛散が多めのときは、マスクなどをし、けば立った服は避ける▽飛散量の多い日は、屋外スポーツを控える ―などを推奨している..

このページの公開日は1999年11月11日。最新更新日はです。

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