ID 4778
登録日 2007年 9月21日
タイトル
鳥栖・西清寺の市天然記念物 大イチョウ上部切断 落雷で焼け
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新聞名
西日本新聞
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元URL.
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/local/saga/20070918/20070918_001.shtml
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元urltop:
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写真:
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鳥栖市は17日、落雷で一部が焼け、倒壊の恐れが出てきた同市田代上町の西清寺の大イチョウ(市の天然記念物、県の名木100選)の上部切断作業を行った。切断予定部分より上方の高さ約20メートルの
ところを切断し、この日の作業はいったん打ち切られた。倒壊の危険は避けられたとして、周辺の4世帯10人の避難は解除された。
作業は、クレーンから下げたロープで幹を巻き、その下部を作業員がチェーンソーで切断してつり下ろすという方法。これを2回繰り返し、大イチョウは高さ約32メートルだったのが約20メートルにまで低くなった。18
日には切断予定部分の高さ約15メートル部分を切断する。この日は作業の着手前に、幹の一部から再び炎が上がったため、消火に時間を費やし、作業終了にまで至らなかった。
大イチョウは樹齢400年を超えるとされ、1974年に同市の天然記念物に指定されていた。15日午後の落雷で一部が裂けて幹の内部が燃えたことから倒壊が懸念され、同市が切断を決めた。
同寺住職の梁井信寿さん(68)は「身を切られるようで残念だが、安全のためには仕方ない」と作業をじっと見守っていた..