ID 4649
登録日 2007年 9月 6日
タイトル
「洞杉」遊歩道の設置を前に検討会
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新聞名
北日本放送
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元URL.
http://www2.knb.ne.jp/news/20070906_12766.htm#
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元urltop:
-リンク切れ-
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写真:
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魚津市の山間部には「洞杉」と呼ばれるおよそ120本のタテヤマスギが自生しています。
魚津市は今月末から始まる遊歩道の設置工事を前に6日、検討会を開きましたが、地権者からは観光客のモラルやゴミの問題を懸念する声が出ていました。
「洞杉」は、魚津市の市街地からおよそ20キロ離れた片貝川上流の南又谷に自生するおよそ120本のタテヤマスギです。
この洞杉が近年、国内最大級の巨木として知られるようになってから、見学者によって傷つけられるといったことが増えています。
それを受けて魚津市は、これまでに一部の洞杉に保護柵を設けていますが、今年度からは3か年にわたって総延長282メートルの遊歩道や駐車場、休憩所などを設置する計画です。
6日は市と県、地権者による検討会が開かれ、今年度の遊歩道整備の具体的なルートや工事の時期が検討されました。
今年度は450万円をかけて市道から最も大きい洞杉に向かう83.4メートルを整備する予定です。
検討会では、今年5月に洞杉の保護柵の鎖・およそ28メートルが盗まれたことなどを踏まえて、地権者からは観光客のモラルやゴミの管理の問題などを懸念する声も出ていました。
また、洞杉周辺には県内でここにしか生育が確認されていない、オオフジシダなど貴重な植物が数多く生育していることが確認されています。
そのため、現地の調査にあたった魚津埋没林博物館の石須学芸員は「周辺の環境そのものを保全することが必要で、遊歩道設置に伴う作業でも貴重な植物から10メートル以上の範囲の中で、樹木の伐採を避けること
が望ましい」との意見を述べました。
遊歩道設置工事の着工は今月末の予定です..