ID　4605

登録日　2007年 8月30日

タイトル

フジの花また咲いた 函館藤幼稚園 樹木医斎藤さん「気温上昇原因か」

新聞名

北海道新聞

元URL.

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki/46654.html

元urltop:

写真:

　

函館市宮前町の函館藤幼稚園（下野富美子園長）の園庭のフジ棚で、通常６月に満開となるフジの花が２度咲きし、淡い紫色の花を咲かせて園児たちを楽しませている。下野園長は「フジの花はうちのシンボ ル。この時期にこんなに見事に咲くなんて」と驚いている。 　下野園長によるとフジは二十日ごろに咲き始め、現在は七分咲き状態。今年に限っては、毎年開花する六月にあまり咲かず、七月末に剪定（せんてい）を済ませていた。二度咲きは過去にも数房程度なら、たまにあった が、たくさん咲いたのは園庭を整備した一九八六年以来ないという。 　日本樹木医学会会員で同市桔梗五の樹木医、斎藤晶さんは「台風や強風の後に桜が二度咲きすることはよくあるが、フジは珍しい。二度咲きは風や気候の変動が影響し、花芽が刺激されて起こるが、八月の気温が高か ったことが原因の一つでは」と話す。 　同市桔梗三の山本能史さん宅の庭のフジ棚でも約十房が二十日ごろから白い花を咲かせている。なお五稜郭公園のフジ棚は二十九日現在、一房も咲いていない。（