1. HOME
  2. 木の情報発信基地Top
  3. 8.樹木
  4. 樹木・植樹・木のニュースアーカイブ TOP
ID 4499
登録日 2007年 8月21日
タイトル
十和田市は焼山温泉郷に近い山中で確認された巨木
.
新聞名
天地人
.
元URL.
http://www.toonippo.co.jp/tenchijin/ten2007/ten20070821.html
.
元urltop:
.
写真:
 
.
緑の空間にすっくと立つ樹幹。辺りを圧する、どっしりとした量感。先日の本紙夕刊を飾ったブナの森の写真は、涼味たっぷりだった。十和田市は焼山温泉郷に近い山中で確認された巨木だという。
 その数日前の朝刊には冬枯れのようなブナ林の写真があった。こちらは八甲田の風景で、今年も大発生したブナアオシャチホコの食害のほどを伝える。そんなわけで巨木のみずみずしさが、一層目を引いた。高さ四 十二メートル、幹周り五メートル余、樹齢は約四百年で、国内最大級のブナという。森の主が見つめてきた、はるかな時空を思う。
 樹木は人間の想像力を常にかき立ててきた。命と豊饒(ほうじょう)をはぐくむ自然の奥深さを象徴するからだろう。洋の東西を問わず、民俗や信仰、文学などが語ってきたことだ。神が宿る場とされてきた日本では、そ れゆえ古木や巨樹は大いなるものだった。かつて旧金木町の山の中で、十二本に幹が分かれたヒバの大木を見たことがある。その奇怪な造形に畏(おそ)れすら感じたことだった。
 今度確認されたブナの巨木にも、地元の人たちのそうした思いが込められてきたようだ。悠然と時を刻んできた姿に、現代の詩の言葉も重ねてみる。「木は囁(ささや)いているのだ ゆったりと静かな声で/木は歩い ているのだ 空にむかって」(田村隆一「木」より)。
 秋が来ればブナの森は鮮やかな黄色に染まり、やがて葉を落とす。そして再び新緑へと。その盛んな営みを支える環境が、森の主の命も守ってきた。この先も、そんな風景が続けばいい..

このページの公開日は1999年11月12日。最新更新日はです。

中川木材産業のビジネスPRその7   「diyで作るキットデッキ アマジンジャラの実例」商品ページはコチラです。 画像クリックでそれぞれ体験談に。(公開2018.8.1 更新2019年11月12日 )
kitDeck-amazon kitDeck-amazon kitDeck-amazon kitDeck-amazon kitDeck-amazon kitDeck-amazon kitDeck-amazon kitDeck-amazon kitDeck-amazon kitDeck-amazon kitDeck-amazon kitDeck-amazon kitDeck-amazon kitDeck-amazon kitDeck-amazon kitDeck-amazon kitDeck-amazon kitDeck-amazon