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ID 4382
登録日 2007年 8月 2日
タイトル
ケヤキ並木移植で仙台市弾論争 多額の経費などネックに
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新聞名
サンケイスポーツ
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元URL.
http://www.sanspo.com/tohoku/top/th200708/th2007080204.html
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元urltop:
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写真:
 
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「市の木」に指定されるケヤキ並木の移植計画をめぐり「杜(もり)の都」仙台市が揺れた-。地下鉄工事のために「1億6000万円かけて50本を移植」とする市の当初計画に議会が猛反発し、世論もバラバラ に。市側は移植を7本に絞り、大部分は伐採する大修正を迫られ、意見集約の難しさを浮き彫りにした。
★市のシンボル きっかけは、2015年開業予定の地下鉄の工事。JR仙台駅から西に延びる「青葉通り」は223本のケヤキ並木を誇るが、真下に地下鉄ルートが設定された。一部のケヤキは掘削工事の影響が避けられないとして、仙台 市は03年「市のシンボル」であることも考慮、伐採ではなく移植すると発表した。
しかし今年1月、50本分の移植費用として総額約1億6000万円の予算案が示されるや、議会に火がつく。ネックはやはり、特殊な運搬車両などで1本あたり300万円を超える移植費用だ。「『伐採しないで』とケヤキの 精が語りかけてきた」という梅原克彦市長の謎の答弁も反発に拍車をかけ、与党議員らが次々と追及とした。
★アンケート裏目に 「意見が大きく割れ、非常に悩ましい」。6月、市民アンケートの結果を受けての梅原市長のコメントだ。50本の扱いを6つの選択肢で1万人に聞いた。最多は「基本的に伐採だが、記念に数本を移植」の29%で「すべて伐 採」も含めると伐採派は過半数の53%。計画に沿う「すべて移植」は10%にとどまった。意見をまとめたかった市側だが、皮肉にも計画見直しは不可避になった。
反対論にも、もっともな理由がある。市は過去にもケヤキ移植をしてきたが、4分の1は枯れており、一部の市民は「金を使ったあげく枯らしてしまうだけ」と懐疑的。「景気のせいかなあ…」と、市幹部がつぶやくように、財 政への市民の目も厳しい。03年に、費用を示さない形でアンケートをしたとき、「すべて移植」は23%あった。
「大切に思うからこそ、意見が異なる。議論があるのは良いこと」。仙台市百年の杜推進課の村上貞則課長は今回の騒動を振り返るが、根回し不足の感は否めない。
地下鉄工事の日程上、秋が決断のタイムリミットで、市は結局7月に入ると事態収拾のために修正案を公表。工事方法を変更、影響する対象を44本に減らし、樹齢の古いケヤキ「37本を伐採、費用を4分の1近くに圧縮」 などを“落としどころ”とした。
修正案の是非は9月の定例市議会にかかるが、多くの会派は賛同するとみられ、冬にはケヤキの伐採が行われる見通しだ。運命を知ってか知らずか。夏風に揺れるケヤキの葉は日光を浴び輝いていた..

このページの公開日は1999年11月12日。最新更新日はです。

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