ID 4331
登録日 2007年 7月26日
タイトル
600歳の健康診断
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新聞名
タウンニュース
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元URL.
http://www.townnews.co.jp/020area_page/02_fri/01_miya/2007_3/07_27/miya_top2.html
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元urltop:
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写真:
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かながわ名木100選に指定されている影向寺(宮前区野川)のイチョウが、7月21日(土)、日本樹木医会神奈川県支部(冨田改支部長)の樹木医による調査を受けた。
当日は、日照条件や土壌の具合などの生育環境、せん定や肥料を与えているかなどの管理状況、さらに樹木のサイズや形状、また地域での価値観などについて等およそ50の項目について調査が行われた。
結果、影向寺のイチョウは、推定樹齢600年にふさわしい、樹高28メートル、幹周り8メートルという風格で地域からも愛されていること、環境整備や管理状態もよく、樹木の状態は極めて良好ということを踏まえ、処置
の必要性はないと判断された。
また、今回調査を担当し樹木医9名の内の一人、小林菊代さんは「腐朽があるにも関わらず枝葉を伸ばしている木は、エネルギーに溢れている。虫がでるから、日が当たらないからという理由で伐採の要請が多い中、こ
うして残る木はめずらしい。地域に見守られてきたからこそ残っているのだと思う。これからもこうしたすばらしい木を大切にしていってもらいたい」と話した。
市内では麻生区の柿も調査
この調査は県が1984(昭和59)年に「かながわ名木100選」に選定した木を対象に実施されている。8月末までに全90本の木の調査を終え、9月中には調査診断結果を関係市町村に提出する予定。
市内では今回調査された宮前区影向寺のイチョウのほか、麻生区王禅寺にある柿の木も対象となっている..