ID 4247
登録日 2007年 7月11日
タイトル
名古屋の会社が利益の1% 森林整備のため木祖村へ
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新聞名
信濃毎日新聞
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元URL.
http://www.shinmai.co.jp/news/20070711/KT070710FTI090015000022.htm
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元urltop:
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写真:
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木曽郡木祖村の味噌川ダムを上水道水源としている名古屋市にある衛生・空調設備設計施工会社が、水をはぐくむ森林整備のために毎年、利益の1%を寄付したいと、10日までに村に申し入れた。村は「
大変ありがたい」と歓迎。同社は「水は上流の人たちが苦労して支えていることを、名古屋の人に伝えていきたい」としている。
この会社は名古屋市南区の「スミ設備」(鷲見利幸社長)。同市と木祖村は2003年から村内の「こだまの森」への植樹など交流を重ね、市上下水道局指定水道工事店協同組合の南区理事だった鷲見さん(67)も04年、
交流で村を訪れた。
その後、同組合青年部主催の植樹作業に3年続けて参加。村からの小学生のホームステイも受け入れている。組合理事は退任したが、同社単独で植樹を計画。年間利益の1%の寄付を続けることも決めた。
「蛇口をひねれば出てくると当たり前のように思っていたが、木祖村に通い、一生懸命に山を守っておいしい水をつくっていることを実感した」と鷲見さん。今年は自社で54万円を用意。取引業者にも協力を求め、11社
が別に51万円を出すことになった。
同社は21日、木祖村でドングリのなる広葉樹を植える。社員21人のほとんどが家族連れで参加、協賛業者も加わり、57人で1本ずつ植える。寄付金は、この時に渡す予定だ。
木祖村の栗屋徳也村長は「山を守ってきた皆の励みになる。寄付の趣旨を生かすよう、受け入れや活用の方法をさっそく考えたい」と話していた。村は植樹の記念に木のそばに立てる名札を用意し、一行を迎える。++
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