ID 4734
登録日 2007年 9月16日
タイトル
臥竜梅の衰え防げ 岩手・山田、樹木医が樹勢回復作業
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新聞名
河北新報
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元URL.
http://jyoho.kahoku.co.jp/member/news/2007/09/20070915t35004.htm
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元urltop:
-リンク切れ-
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写真:
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岩手県山田町大沢にある県指定天然記念物「臥竜梅」の樹勢回復作業が始まった。紅色のかれんな花を咲かせ、住民らに親しまれる町のシンボル。関係者は「いつまでも花が咲き続けられるように」と回復に
期待している。
山田町の臥竜梅は樹齢約300年。高さ約4メートルの親株を中心に、派生した子株や孫株が18メートルほどの範囲に6カ所ある。
3月末に町教委職員が枝折れを発見し、枝の一部にキノコが発生しているのも見つかった。盛岡市の樹木医高村尚武さん(74)の診断で樹勢の衰えが原因と分かり、回復に取り組むことになった。
高村さんは13、14の両日、現地を訪れ、親株根元の空洞化を食い止める処置を施した。高村さんは「すぐに全滅する状況ではないが、放置すると臥竜梅の特徴ある姿が崩れる可能性がある。生命力や自然治癒力を
引き出しながら、樹勢回復を進める」と話した。
作業は19、20の両日も行われる予定。町教委は「春を告げる町のシンボル的存在。見物人も多く、100年、200年と花が咲き続けるよう努めたい」と話している..