ID 4175
登録日 2007年 6月25日
タイトル
「理解深め、生かして」と天皇陛下 苫小牧で全国植樹祭
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新聞名
室蘭民報
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元URL.
http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2007/06/25/20070625m_01.html
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元urltop:
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写真:
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「第58回全国植樹祭2007Hokkaido」が24日、苫小牧市静川の苫小牧東部地域・つた森山林隣接地で開催。参加者は、豊かな生態系を育む森林を守り、育て、将来の世代にしっかりと引き継ぐ―という開催
理念「道民との協働の森林づくり」をあらためて誓っていた。
本道開催は、昭和36年(第12回、支笏湖畔)以来、46年ぶり。「明日(あす)へ未来へ北の大地の森つくり」をテーマに、天皇・皇后両陛下をはじめ、道内外から約1万2000人が参加した。
天皇陛下は、記念式典のお言葉の中で、昨年訪問したえりも岬で、緑化の成功と林の生長で、昆布の生育が回復したことに触れられ、「森林はさまざまな機能を有しており、人々が機能の理解を深め、生かしていくことが
極めて大切。将来、ここを訪れる人々が、さまざまな木々に触れ、木のことを学び、色とりどりの木々の美しさを楽しむことを期待しています」と述べられた。
両陛下は、アカエゾマツなど3種をお手植えされたほか、天皇陛下はイチイなど2種を、皇后陛下はシラカンバなど2種をそれぞれお手播きされた。
参加者は記念式典に先立ち、協働の森林、都市近郊の原野における森林再生、家族ふれあいの森林―の各ゾーンに沿って、北海道らしい多様で豊かな森林づくりを行うため、48種2万本を植樹した。
併せて、アイヌ民族博物館によるカムイノミで植樹祭の成功を祈ったほか、地元のダンスチームは「未来から緑のメッセージ」をテーマにしたアトラクションを披露。森の大切さを訴えた。
来年の全国植樹祭は、秋田県北秋田市の「北奥の杜公園」で開催される予定..