ID 3838
登録日 2007年 5月19日
タイトル
大カエデを守ろう 池田町でボランティア募集
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新聞名
信濃毎日新聞
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元URL.
http://www.shinmai.co.jp/news/20070519/KT070518GCI090016000022.htm
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元urltop:
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写真:
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池田町大峰高原にある樹齢約250年の「大カエデ」を守ろうと町がボランティアを募集している。大カエデは紅葉シーズンだけで約2万人の見物客が訪れるが、根元が踏み固められるなどし、衰弱が目立って
いる。保護活動には、大カエデの種を育てた苗を販売した基金を使い、根元に堆肥(たいひ)を入れるなどの作業を6月3日に行う計画だ。
大カエデは、同町池田、旅館業森延太郎さん(78)が所有する牧草地にある。町によると、5-6年前から枯れ枝が増えるなどの樹勢の弱まりが心配され出した。森さんが樹木医に相談し、見物客が根元を踏み固めるこ
とを防ぐ柵を木の周囲に設置。根元に肥料を施すなど、個人で保護を続けてきた。
森さんは2年前、「個人では限界がある」と協力を町に相談。町振興公社が苗を栽培し、4月中旬から町ハーブセンターで販売を始めたところ、町内外の約120人が購入。この収益を資金に、新たな柵の材料などを購
入する計画だ。
町によると、しっかりと根を守るためには、半径7メートルほどの範囲で囲んでいる柵を、さらに2メートルほど広げる必要があるという。3日の作業では、柵の移設や、木の周囲で自然に育っている大カエデの苗を、整
然と植え替える作業などをする予定だ。問い合わせは町観光協会(電話0261・61・1755)へ..