ID 313
登録日 2006年 2月17日
タイトル
県内飛散量予想『少ない』が… スギ花粉症 やはり注意 来月上旬から本格化
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新聞名
日刊県民福井
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元URL.
http://www.kenmin-fukui.co.jp/00/fki/20060217/lcl_____fki_____009.shtml
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元urltop:
-リンク切れ-
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写真:
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今年は「少ない」と予想されている県内のスギ花粉飛散。実際にスギの木に付いている花の房も飛散量の多かった昨年と比べて小さい。しかし、昨年の飛散の影響で今年新たにスギ花粉症を発症する人が
出る可能性も高く、専門医は発症前の薬の服用や、マスクなどでの“ガード”を呼び掛けている。 (畑 結樹)昨年の影響 新たな発症者増も
福井大医学部耳鼻咽喉(いんこう)科の藤枝重治教授は、昨年七月は日照時間が長く、湿度が高かった影響でスギの花芽の付きがよくなかったため、今年の一日一平方センチ当たりの飛散量は千五百~二千個と、平年(
三千個)より少なくなると予測する。
日本気象協会でも平年の40-60%と同程度の予想。県総合グリーンセンターの松田正宏総括研究員は「今年はスギの木に付いている花の房の大きさが昨年の半分ほどで、飛散量は少ないだろう」と話す。
今後の気温の推移にもよるが、飛散は三月上旬から中旬ごろにかけて本格化しそう。花粉によって炎症が起きる前に薬を飲むことが重要で、マスクは低価格の使い捨てタイプを使うのが効果的という。
ただ、今年の飛散量は少ないが、藤枝教授は「昨年の飛散量が多かった影響で、今年からスギ花粉によるアレルギーの原因物質ができる体質になっている可能性もある」と、新たな発症者が増えることも考えられると
指摘する。
最初は「風邪かな」と思っても、一週間以上、くしゃみや鼻水が続けば花粉によるアレルギーの可能性が高いため、専門医の診断を受けるようアドバイスしている..