ID 312
登録日 2006年 2月17日
タイトル
"幻の桜もち"販売も 下諏訪の新鶴が定休日変更
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新聞名
長野日報
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元URL.
http://www.nagano-np.co.jp/modules/news/article.php?storyid=2671
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元urltop:
-リンク切れ->
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写真:
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これまで日曜日を定休日としていた下諏訪町木の下の和菓子の老舗新鶴本店(河西正一社長)が、3月から定休日を水曜日に変更して日曜日に店を開く。地域で観光イベントを盛り上げようと取り組みが活発
になる中、店のこだわりを守りながら、長年の周囲の声に応えての決断。4月23日の日曜日に計画されている観光イベントにもさっそく参加。限定商品で店頭にも並ばない”幻の桜もち”を販売する予定で準備を進めて
いる。
定休日を設定した戦後以降、日曜に店を開けるのは初めてのこと。日曜休みの背景には、従業員への配慮もあったという。
手作りにこだわる小さな和菓子屋にとって、味の伝承につながる人材の確保と職人の育成は最優先の課題。大きなメーカーなら福利厚生を充実させることもできるが、地方の菓子屋にとっては、従業員に日曜日に休ん
でもらうことが、待遇の一つだった。
創業130年を超す同店がこだわるのは「昔の作り方で味を変えない」こと。現在は交代制で休日も取っており、従業員とも相談の上で今回の日曜営業に踏み切った。現在の体制でも、味は変わらないと判断した。
日曜日営業に伴い、町内で盛り上がりを見せ始めている観光イベントにも出店する。
現在、大社通りの歩道工事に合わせ「桜」にちなんだ内容で計画されている町のイベント「三角八丁(さんかくばっちょう)」。同店は、毎年3月3日に限定2000個で販売している桜もちを並べる予定。桃の節句には予約
段階で売り切れるため、「物が店先に並んだことはない」(同店)という品物。地元の人も「見たことがない」という商品で話題を呼びそうだ。
半面、観光関係者や雑誌には「日曜定休」が浸透しており不安材料はある。河西社長は「町が観光に力を入れる中で地域への協力も必要。(イベントで並べる桜もちは)こんな商品もやっていることも知ってほしい、とい
う気持ちです」と話している
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