ID 3676
登録日 2007年 5月 1日
タイトル
反核ポルトに根付け 長崎市の姉妹都市 被爆の柿「2世」植樹
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新聞名
西日本新聞
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元URL.
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/local/nagasaki/20070501/20070501_003.shtml
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元urltop:
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写真:
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長崎市の姉妹都市であるポルトガル第2の都市ポルト市が、被爆した柿の木の「二世」を子どもたちと育て、平和教育に役立てている。
「二世」の親木は爆心地から約900メートルの長崎市若草町で被爆した5本。1994年、一部炭化し枯れかかった木を、同市の樹木医海老沼正幸さんが治療。「二世」の苗木づくりにも成功した。その後、苗木を平和のシ
ンボルとして、日本国内外の学校などに贈る芸術家らの活動が生まれた。
その活動を知った南蛮人形研究家エレナ・カステロさん=リスボン市在住=が仲立ちし、今年3月、ポルト市に「二世」の苗が贈られた。苗は、3歳から10歳までの子どもたち約600人が参加して、同市のクリスタル宮殿
の庭に植樹。それをきっかけに、子どもたちは原爆をめぐる歴史を勉強したり、鶴の折り方を学んだりしているという。
ポルト市は毎年、柿の木のそばで平和を祈る式典を開く計画。カステロさんや同市の関係者は、「長崎市との友好のおかげで、戦争のない世界を築くために次世代を育てる運動が、ポルトガルにも誕生した。柿の木を
大事に育てていきたい」と話している
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