ID 3663
登録日 2007年 4月29日
タイトル
春、湯の街、桃花に酔う「花ももの里」開園 福島
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新聞名
河北新報
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元URL.
http://jyoho.kahoku.co.jp/member/news/2007/04/20070429t63025.htm
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元urltop:
-リンク切れ-
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写真:
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観賞用の桃の木41種類、計300本を植えた「花ももの里」が福島市の飯坂温泉近くにオープンした。飯坂温泉観光協会が宇都宮大との共同研究として植樹し、4年の歳月をかけて開園準備を進めてきた。桃
の花は今月末までが見ごろのピーク。協会は「ゆくゆくは花見山(福島市)と並ぶ花の名所にしたい」と意気込んでいる。
植えられたのは、桃の研究に長年取り組んできた元宇都宮大農学部教授の吉田雅夫さん(71)が2003年の退官後、国内各地を巡って研究資料として収集した桃の木。原産地は日本のほかネパール、フランスなどで、
花はピンクや赤、黄など色とりどり。枝も柳のようにしだれたり、ほうき状にまっすぐ伸びたりと、さまざまだ。
吉田さんは福島県の桃の主力品種「あかつき」の開発者としても知られる。以前、桃の栽培指導を受けた観光協会の会員が、吉田さんから「資料の散逸を心配している」と相談されたのがきっかけで、移植が決まった。
植樹は宇都宮大と観光協会の共同研究の形を取った。福島市飯坂町の旧舘ノ山浄水場に隣接する4000平方メートルの傾斜地を市から借り、吉田さんの苗木を植えた。観光協会は花の咲く時期や樹木の変化を調べて
宇都宮大に送り、研究データとして活用される。
桃の花は2月下旬から咲き始め、今が見ごろ。見物客は通路に腰を下ろして香りを楽しんだり、写真を撮ったりして楽しんでいる。
吉田さんは「開園にこぎ着け、感激した。貴重な種類ばかりなので、後世まで残していってほしい」と話している。
連絡先は飯坂温泉観光協会024(542)4241..