ID 3551
登録日 2007年 4月17日
タイトル
「御室桜」なぜ低い?仁和寺が生態解明へ
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新聞名
なにわWEB
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元URL.
http://osaka.nikkansports.com/news/f-on-tp6-20070417-185965.html
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元urltop:
-リンク切れ-
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写真:
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世界遺産に登録されている京都市右京区の仁和寺境内に生え、高さが2~3メートル程度と普通の半分以下しかないサクラ「御室桜(おむろざくら)」の生態を解明しようと、同寺は17日、千葉大や住友林業の
協力を受けて研究プロジェクトを発足させた。
御室桜は植樹から約300年と伝えられているが科学調査は初めて。近年、枯れ枝が目立ち、開花が遅いなど樹勢が弱まっているという。3年から5年かけて根や土壌、地下水の状況を分析し、保存対策を検討する。
同寺などによると、境内の御室桜は約130本。「御室有明」など11品種で構成されている。木が低いのは、周辺の土壌や地下水の影響で十分な成長ができないためなどの説があるが、原因は不明とされる。
研究では、枯れた時に備えクローン技術で芽を増殖し苗を作るほか、種の識別用にDNA鑑定もする予定。
研究に協力する千葉大園芸学部の藤井英二郎教授は「御室桜は300年の歴史がある生きた文化財。生態のなぞを解明して後世に残したい」とコメントしている。(
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