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ID 301
登録日 2006年 2月13日
タイトル
「醍醐の桜」泉丘高に植樹 同窓会、クローン苗木5本 来月 「天下人の心意気持て」
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新聞名
富山新聞
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元URL.
http://www.hokkoku.co.jp/_today/H20060216002.htm
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元urltop:
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写真:
 
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泉丘高(金沢市)の敷地内に来月、豊臣秀吉の「醍醐の花見」で知られる京都・醍醐寺のしだれ桜のクローンの苗木が植樹される。同窓会がクローンの開発業者から醍醐寺の桜の子孫5本をもらい受けること が15日までに決まった。同校が金沢一中だった1937(昭和12)年に現在地に移転する際に整備された伝統の桜並木に新たな歴史が加わることになり、同窓会関係者は「生徒に天下人を目指す心意気を持ってほしい」 と願いを込めている。
 醍醐寺の桜の「子孫」を植樹するのは、今年卒業から五十周年を迎える泉丘高第八期卒業生で組織する「八泉会」。
 七十年を経た同高の桜並木の中に樹勢が衰えて枝などに痛みが目立つものもあることから、水泳部のOB会「泉泳会」が美しい桜並木を保とうとソメイヨシノの植樹を計画した。これを知った八泉会が協力を決め、メン バーが知人を通じて醍醐の桜のクローン増殖に成功した住友林業(東京)に依頼し、承諾を得た。三月二十一日に、同高のプール周辺でソメイヨシノとクローン桜合計十本の苗木を植樹する。
 クローンの親木は、天下人秀吉が盛大に催した花見の際にも咲いていたとされる桜の子孫で、推定樹齢百五十年。桜のクローンは、住友林業筑波研究所がバイオ技術を生かして一九九九年に研究を開始、二〇〇〇年 四月に増殖に成功、〇四年に研究所内で開花したのを確認して醍醐寺に苗木を移植、現在は境内で根付いている。
 八泉会代表幹事で泉泳会常任委員の福田太睦さん(68)は「桜並木は母校のシンボル。後輩たちに新たな桜を見ながら歴史を感じてもらい、大きな志を持って勉学に励んでほしい」と話した。
 醍醐の花見 天下を手中にした豊臣秀吉が1598(慶長3)年に催した。秀吉の側室が盃の順序を争ったときに加賀藩祖前田利家と共に出席していた正室まつが、秀吉の正室おねと共に仲裁に当たったと伝えられる。
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このページの公開日は1999年11月11日。最新更新日はです。

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