ID 3509
登録日 2007年 4月13日
タイトル
隠れた名木 樹齢200年超すヤマナシ
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新聞名
熊本日日新聞
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元URL.
http://kumanichi.com/news/local/index.cfm?id=20070413200011&cid=main
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元urltop:
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写真:
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水俣市長崎で樹齢二百年を超えるヤマナシ(バラ科)の木が、見事な白い花をつけている。地元住民にとってはありふれた存在だったが、専門家の調査で貴重な老木と判明。市教委は集落名をとって「茂川
のヤマナシ」と名付け、文化財への指定を検討している。
茂川のヤマナシは高さ約十一メートル、幹周り約二・五メートル。毎年サクラから一週間遅れで開花。今年は四月に入って、枝いっぱいに白い花をつけた。秋には直径二~五センチほどの実がなるという。
ヤマナシのすぐ裏手には雨水が流れ込む沢があり、根がむき出しになっている。このため、二年前に近隣住民から「倒れる恐れがある」と伐採の話が浮上したが、九州東海大などの調査でヤマナシの大木は全国的に珍
しいことが分かり、難を逃れた。
昨年十月には「くまもと緑の財団」(熊本市)が、県内百十一本の老樹や名木を選定したガイドブックにも掲載した。近くの元市職員山口保彦さん(66)は「昔から見慣れていたから価値がよく分からなかった。もしかしたら
日本一かもしれないし、大切に保存していきたい」と話している..