ID 3505
登録日 2007年 4月13日
タイトル
米ピアニスト 醍醐桜に向かい“奉納演奏” 真庭
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新聞名
山陽新聞
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元URL.
http://www.sanyo.oni.co.jp/sanyonews/2007/04/13/2007041308091954000.html
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元urltop:
-リンク切れ-
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写真:
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世界的ピアニストのルース・スレンチェンスカさん(82)=米国在住=が12日、真庭市別所、醍醐(だいご)桜の下で桜への「奉納演奏」を行った。弾いたのは名ピアニストで作曲家のクララ・シューマンが愛
用していたピアノ。
2004年夏、コンサートで来岡したスレンチェンスカさんが醍醐桜の生命力に魅了されたのがきっかけ。「いつか演奏をささげたい」と夢を打ち明けられた知人の歯科医三船文彰さん(52)=岡山市湊=が地元の人た
ちに相談、胸を打たれた有志が実行委員会をつくり約半年かけ準備した。
同時に、三船さんは古びて弾けなくなっていたクララのピアノと偶然出合い、「奉納にふさわしい気品と由緒がある」と大阪市の工房で修復。絶好の時期と好舞台を得て、樹齢千年とされる桜、130年前のピアノ、82歳
のピアニストの“共演”が実現した。
天気に恵まれたこの日、クララの夫ロベルト・シューマン作「ロマンス」など7曲をそよ風に乗せるように弾いたスレンチェンスカさん。「鍵盤がピンク色に染まって見え、桜が喜んでくれた気がした」と顔をほころばせ
ていた..