ID　3464

登録日　2007年 4月10日

タイトル

学校林よみがえれ 卒業生ら植樹

新聞名

熊本日日新聞

元URL.

http://kumanichi.com/news/local/index.cfm?id=20070411200004&cid=main

元urltop:

写真:

　

熊本市松尾町上松尾の松尾西小（中村和徳校長）の卒業生や教職員がこのほど、十数年間手入れできていなかった近くの学校林（約一・二ヘクタール）を復活させようと、広葉樹や常緑樹の苗木七十本を植樹 した。 　学校林は一九四四（昭和十九）年ごろ、学校近くの住民から寄贈された。しかし、九〇年代以降、学校行事などで利用される機会がなくなり、荒廃していた。 　学校側が“復活”への方策を探していたところ、昨年度、学校林を利用した森林環境の学習体験を促進しようという「学びの森活動推進事業」（四カ年計画）に採択されて、取り組みが具体化した。 　この日は、三月に卒業したばかりの八人のほか教職員や保護者など十五人が参加した。台風被害などで学校林内でも荒れていた場所を整地。菊池森林組合の組合員二人の指導のもと、ヤマザクラやモチノキなど四種 類の苗木を植えた。 　モチノキを植えた藤本善樹くん（１２）は「大きく育って緑いっぱいの山になってほしい」とニッコリ。中村校長は「新入生をさっそく歓迎遠足で連れていきたい。環境学習などに利用し、子どもたちにとって身近な森にした い」と話していた。（