ID 3442
登録日 2007年 4月 9日
タイトル
松前さくらまつり60回を記念 新名木は「夫婦桜」 命名式は来月1日
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新聞名
北海道新聞
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元URL.
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki/19560.html
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元urltop:
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写真:
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四月二十八日から五月二十日まで開かれる「松前さくらまつり」(松前町、松前観光協会主催)が今年で六十回目を迎える。町と同観光協会は節目を記念し、松前城の天神坂にあるサクラの木を松前の新たな
名木として「夫婦(めおと)桜」と命名し、五月一日に命名式を行い、この桜を歌った曲も披露する。また、夫婦桜の標柱や看板を設置し、同まつり期間中はライトアップするなどPRする。
日本さくらの会認定の「桜守」で、松前生まれのサクラを数多く作り出した浅利政俊さん(76)=七飯町在住=によると、夫婦桜は松前町職員だった鎌倉兼助さん(故人)が昭和の初めにソメイヨシノに、八重桜の南殿(な
でん)を接ぎ木したもので樹齢約七十年。今年二月に浅利さんが白の花を咲かせるソメイヨシノを夫に、赤くあでやかな南殿を妻と見立て、夫婦桜として、守り育てていくことを町に提言していた。
今回の命名に合わせ、夫婦桜を題材にした曲も作られた。北洋銀行の元松前支店長で、同銀行専務の細川武雄さん(63)が作詞、松前観光協会の疋田清美会長(57)が作曲した。
歌詞は「ふたつの桜木(みき)が命を重ね 雨風降れば寄り添って 流れる雲に身をまかせ ああ~ あ~ 愛の絆 夫婦桜」などと、演歌調の歌いやすい曲に仕上がった。
松前には光善寺境内にある樹齢二百八十年以上の古木「血脈(けちみゃく)桜」や、龍雲院の庭に咲き誇る「蝦夷霞(えぞかすみ)桜」などの名木が有名だ。
前田一男町長(40)は「夫婦桜には夫婦円満や結婚成就などの新たな伝説が生まれるような、人の心を癒やす桜として多くの人に親しんでもらいたい」と桜に期待を込める。
夫婦桜は今年の「松前さくらまつり」のポスターに採用された。「さくらの里 松前」と大きく書かれ、満開の夫婦桜と歌詞をあしらっており、千三百枚作製。道内外の旅行業者や近隣自治体などに配布され、早くも松前の新
たな名木としてPRが始まった。(
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