ID 3261
登録日 2007年 3月26日
タイトル
しだれ桜満開 越前市の城福寺
.
新聞名
日刊県民福井
.
元URL.
http://www.kenmin-fukui.co.jp/00/fki/20070327/lcl_____fki_____004.shtml
.
元urltop:
-リンク切れ-
.
写真:
.
越前市五分市町の城福寺でしだれ桜の一種「ハナガタミ」が満開を迎えている。
この桜は、もともと幹が直径1メートル以上もある古木が境内南側に植えられていたが、1963年の豪雪で弱ったため数年後、枝だけを北側の現在地に移した。毎年、ソメイヨシノが咲き始めるころに満開を迎えるが、今
年は暖冬のせいか例年より10日ほど早め。うっすらピンクに染まった花びらが地面から数十センチのところにまで垂れ下がり、わずかに雪が残る境内を繊細、華麗な雰囲気に変えている。
今年は継体天皇即位1500年。同寺のある味真野地区は、継体天皇と恋人、照日前(てるひのまえ)が過ごしたとされる場所。都にのぼる天皇から花かごを受け取った悲恋を室町時代に世阿弥が謡曲「花筐(はながた
み)」としてまとめた。
住職の池保さん(76)によると「ハナガタミ」の品種は日本中この1本だけという。「継体天皇もこの木のもとの古木を見ていたのでは」と思いをはせていた。週末前には散りそうだという..