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ID 3199
登録日 2007年 3月22日
タイトル
トルコに桜300本贈る
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新聞名
紀伊民報
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元URL.
http://www.agara.co.jp/modules/dailynews/article.php?storyid=121777
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元urltop:
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写真:
 
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串本町の「トルコに桜を贈る会」(中村洋介会長)は同町の姉妹都市、トルコのメルシン市に桜を寄贈しようと、2月末までに126万451円の募金を集め、ソメイヨシノの苗木300本を購入した。22日に発送する 。24日にはメルシン市で開かれる植樹式典に代表団として会員3人が出席する。
 桜を贈る会は昨年12月から町民に資金の協力を募った。個人と法人合わせて141件の協力があったほか、1月から町文化センターに設置した募金箱にも多くの善意が寄せられた。
 メルシン市はトルコ南東部で、1975年に串本町と姉妹都市提携を結んだ。植樹はメルシン市東側で、トルコ軍艦遭難慰霊碑があるアタチュルク公園に200本、西側の文化公園に100本を植える。
 植樹式典はメルシン市が主催し、文化公園で開かれる。市長や海軍幹部らが出席。桜を贈る会からは顧問の岸谷昇さんら3人が22~27日の日程で訪問し、式典に参加する。
 贈る苗木は愛知県産のソメイヨシノ1年生300本で計13万8000円。送料や植樹式典参加費用、手続き費用など合わせて約79万円になり、約46万円が残った。同会によると、余剰金は桜を通じたトルコとの交流に使う 。具体的には苗木が根付かなかったときの補植や、アタチュルク公園にあるものと同じ慰霊碑がある串本町樫野に桜を植えることを検討しているという。
 会の発足は、昨年9月にメルシン市であった「第7回世界民族芸能祭」に串本町の獅子舞が参加したのがきっかけ。手厚いもてなしに感動した一行が、お礼をしたいと町民に呼び掛け、56人で発足させた。
 遠い日本や串本を身近に感じてもらうほか、木の成長とともに友好も発展するようにとの思いを込め、日本の国花である桜を贈ることを決めた。
 トルコとの友好関係は、1890年にトルコ軍艦「エルトゥールル号」が横浜港から帰国途中、串本町樫野沖で遭難し、約600人の将兵が死亡したが、69人が地元住民の看護で助かったことから、以来117年間続いている 。
 中村会長は「串本町民のトルコに対する思いが強かったと感じた。友好関係を形にできるのは喜ばしいこと。ますます友好、親善が深まることを願う」と話している..

このページの公開日は1999年11月12日。最新更新日はです。

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