ID 3165
登録日 2007年 3月19日
タイトル
平家の気品と香り サラノキ見ごろ 草津・みずの森
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新聞名
京都新聞
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元URL.
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2007031900014&genre=K1&area=S00
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元urltop:
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写真:
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平家物語冒頭の「沙羅(さら)双樹」で知られるサラノキが、滋賀県草津市水生植物公園みずの森の温室で見ごろを迎えている。国内では数が少なく、花をつけている唯一の木といわれ、貴重な姿に多くの人が
見入っている。
サラノキは、インド中北部からヒマラヤ山麓(さんろく)地方に分布するフタバガキ科の落葉高木。釈迦(しゃか)が入滅した際、花が降り注いだといわれる。国内の寺院で「沙羅」とされるのは、ほとんどがナツツバキや
ハクウンボク。サラノキは植物園などで見られるが、花が咲いているのは同園だけという。
直径2・5-3センチの星のような形の花が高さ約5メートルの枝先にびっしりと付き、ジャスミンのような香りを漂わせている。花は2、3日で落ち、無常を感じさせている。
城山豊副園長は「高い木だが、今年は下の方まで花が咲き、見やすくなっている」と話している。見ごろは今月末まで。入館料が必要..