ID　3104

登録日　2007年 5月20日

タイトル

デジタル歳時記　ブラシノキ

新聞名

オーマイニュース

元URL.

http://www.ohmynews.co.jp/news/20070519/11276

元urltop:

-リンク切れ-

写真:

　

不思議発見！　ビン洗いブラシのような形の花です。公園の片すみや庭に植えられて、今、枝さきにびっしりと“ブラシ”を立てます。
　「ブラシの木」と呼びます。葉がマキ（槙）の木に似ているので、ハナマキ（花槙）とかマキバブラシノキ(槙葉ブラシの木）、またはキンポウジュ（錦宝樹）と呼ばれています。英名はズバリ、「ボトルブラッシュ（Bottle brush）」です。
高さ４メートルほどになる耐寒性の常緑中高木です。遠くからでも目をひきます（２００７年５月１８日、川崎市宮前区）（撮影：矢山禎昭） 　枝のまわりにつぶつぶの蕾（つぼみ）がつきます。しばらくすると中から糸のような花びらがはみ出してきます。糸が出そろったら、ハイ！　ブラシ、いえ開花です。こうして手品のように出てくる花は燃えるような赤で、遠 くからでもすぐ分かります。白い花もあります。
　花のあと丸い実がなります。実の中に小粒のタネがつまっています。実は枝についたまま７～８年すごします。そのあいだに山火事があれば、熱ではじけて中からタネが飛び出します。タネは飛び散って、地面に着地す るとすぐに芽を出し、焼け跡でほかの植物に先んじて優占種となって繁殖する、というしくみになっているそうです。