ID 3027
登録日 2007年 3月13日
タイトル
延焼 食い止めた! イタリア開発の木材使用建築 実験で耐火性確認
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新聞名
東京新聞
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元URL.
http://www.tokyo-np.co.jp/00/ibg/20070313/lcl_____ibg_____001.shtml
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元urltop:
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写真:
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イタリアで開発された木製の建築部材「クロスラミナパネル」を使った建物の火災実験が、つくば市の建築研究所であった。
クロスラミナパネルは、板材を木目が直交するように重ねて接着してある。実験は、部材の世界的な普及を目指す国立イタリア樹木・木材研究所との共同研究として行われた。
実験では、三階建て約百五十平方メートルの二階の部屋に火を放ち、約一時間放置した。炎は十分で窓ガラスを破り、三十分後には火炎が噴き出した。
最終的に室内は一〇〇〇度を超えたが、パネル製の壁で仕切られた隣室の温度は一八度で、延焼を完全に食い止めた。今後、建物を解体しながら部材の燃え方を詳細に調べる。
建築研究所の萩原一郎上席研究員は「一時間程度なら問題ない耐火性能が確認できた。日本の木造建築の安全性を高めるのに役立つかどうか検討したい」と話していた。
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