ID　2988

登録日　2007年 3月10日

タイトル

一般公開前に葉桜 原田家住宅の蜂須賀桜、関係者ため息

新聞名

徳島新聞

元URL.

http://www.topics.or.jp/contents.html?m1=2&m2=&NB=CORENEWS&GI=Kennai&G=&ns=news_117340293813&v=&vm=1

元urltop:

写真:

　

例年ならこの時期に満開を迎える蜂須賀桜が、今年は暖冬の影響で葉桜となっている。国登録有形文化財「原田家住宅（武家住宅）」（徳島市かちどき橋三）では、庭の蜂須賀桜を九日から一般公開するが、 すでに八割が散り、薄茶色の葉が出始めている。わずかに残る花を風が散らすたびに、保存会「蜂須賀桜と武家屋敷の会」の会員たちは肩を落としている。
　蜂須賀桜はカンヒザクラとヤマザクラの雑種のカンザクラ。開花時期が長く、例年は三月下旬まで咲いている。しかし、今年は暖冬のため例年より二週間ほど早い二月上旬から咲き始め、下旬に満開となった。
　保存会では一般公開の日は変更できず、玄関前に「気候のせいとはいいながら、申し訳なく思っています」と張り紙をした。会事務局長の小倉博彦さん（６４）は「一九七〇年ごろから二十年間、原田家に住んだが、花がこ んなに早く散ったのは初めて」と話している。