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ID 2806
登録日 2007年 2月19日
タイトル
今年の桜は遅咲き?寒さで目覚める性質、暖冬で寝ぼけ
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新聞名
読売新聞
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元URL.
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070219itw5.htm
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元urltop:
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写真:
 
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例年にない暖冬のため、今年のサクラは極端に早く咲くの? そう思っている人も多いかもしれない。しかし、ことはそう簡単ではないらしい。
 ソメイヨシノなどのサクラのつぼみには、冬の一定の寒さが開花を促進する「休眠打破」と呼ばれる性質があるためだ。気象庁の開花予想の発表は来月7日だが、専門家からの「地域によっては開花が遅くなる所もあり そう」との予測も出ている。今冬の暖かさは、サクラにどう影響するか――。
 サクラは花が散った後、夏までに翌年の春に咲く花芽を形成し、いったん、休眠に入る。その後、冬に5度前後の低温にさらされると、眠っていた花芽が目を覚ます「休眠打破」が起きる。さらに、2月以降に気温が上昇 すると花芽が成長し、花を開かせる。
 つまり、冬寒く、春先に気温がぐんぐん上がる気候条件が、サクラの開花に最も適している。
 「平成18年豪雪」と命名されるほどの厳冬だった昨シーズンは、休眠打破が進んだうえ、春先は一転して暖かくなったために開花は早まった。昨春の開花日は、東京都心が3月21日(平年3月28日)、大阪市が同28日 (同30日)、福岡市が同23日(同26日)など、関東以西のほとんどの地域で開花が早まった。
 一方、今冬は昨年12月の気温が全国的に高く、年明け後も、その傾向が続いている。東京都心では初雪も観測されず、1月の平均気温は7・6度で、大阪市も7・5度。平年より2度前後も高いところもあり、休眠打破が必 要なサクラには厳しい条件となった。
 開花のメカニズムに詳しい大阪府立大学大学院の青野靖之・助教授(農業気象学)は、「今シーズンのようにこれだけ暖かいと、南の地域は、サクラの寝起きが悪いことが予想される。九州では、サクラ前線が福岡から 鹿児島へ南下することもあり得る」と話す。
 これに対し、日本気象協会は「12月末に強い寒気が南下し、休眠打破が進んだ」との前提で、先月29日、東京都心が3月22~25日、大阪市が同24~27日、福岡市が同20~23日と、いずれも「平年より早い」とし、 東北や九州南部で「平年並み」と、いち早く予想した。
 気象情報会社の「ウェザーニューズ」は「『最も早く開花する』や『一部は昨年より遅い』など、意見が分かれている。記録的な暖冬がどれぐらい影響するかはまだ結論が出ない」と、悩んでいる様子。同社は週内に予報 を発表する予定だが、ぎりぎりまで天気の推移を考慮するという。
 気象庁では今月20日までの気温データがそろってから開花の計算を始め、来月7日に1回目の予想を発表する。同庁では「地域によっては『休眠打破』が起きていなくて、開花が遅くなる所が出てくるかも」と漏らす。
 各予想を前に、サクラの名所の長野県伊那市の高遠町観光協会は、「開花にどう影響するのかが気がかり。それによってまつりの時期も変わってくる……」と気もそぞろだ。
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このページの公開日は1999年11月12日。最新更新日はです。

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