ID 218
登録日 2006年 2月 4日
タイトル
桜を通した日米交流を廃止/弘前
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新聞名
東奥日報
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元URL.
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2006/0203/nto0203_6.asp
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元urltop:
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写真:
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全米桜まつり(ワシントン市)の参加などで桜を通した日米交流を続けてきた「弘前市さくらまつり交流委員会」(会長・金沢隆市長)は二日、弘前市役所で総会を開き、同委員会の廃止を決めた。今月二十七日
の市町村合併に伴うもの。総会では、会員から事業継続を求める声が上がり、金沢会長は新市発足後の再開に意欲を見せた。
総会には、市内の商工・農業団体や金融、報道機関など二十四の会員団体代表が出席。同委員会事務局(市企画課)が二〇〇四、〇五年度の事業、収支関連の四議案と委員会解散案について説明し、全議案を原案通り
承認、決定した。
同委員会の廃止について、会員団体から「合併しても委員会の目的が失われるわけではない。存続させてはどうか」と意見が出た。市側は「法律的理由でいったん解散しなければならない。もう一度新市で組織化を呼
び掛けたい」(市企画課)などと述べ理解を求めた。
新・弘前市発足に伴う過去の合併協議では、現行の国際交流事業は、〇八年度をめどに見直す-としている。こうした経緯を踏まえ、金沢会長は「今年は、合併の作業などで訪米は無理。来年ぐらいまで様子を見て、
検討したい」と述べた。
同委員会は一九九〇年発足。全米桜まつりを過去十回訪問し、米国側の親善使節を七回迎えた。ただ、同事業に対しては、過去に市議会の一部などから必要性を疑問視する声が出たほか、湾岸戦争や米軍イラク攻撃
の影響で訪米中止を余儀なくされた年もあった。さらに、近年は財政上の理由で訪米を中止したケースもあり、〇三年以降の訪米は行われていない。
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